過払い金請求と任意整理の違いとは?

過払い金請求すると任意整理になるのでは?と思っている人もいるかもしれません。

過払い金請求するだけでは任意整理になりませんが、場合によっては任意整理になることもあります。

そこでこの記事では、過払い金請求と任意整理の違い、および任意整理になる場合とリスクについて詳しく解説します。

過払い金請求とは

過払い金請求とは、支払い過ぎた利息の返還を求めることです。

そもそも過払い金とは、いわゆるグレーゾーン金利で借金していたときに発生する「支払い過ぎた利息」のことです。

その過払い金の返還を求めることが「過払い金の請求」になります。言い換えると、過払い金請求は「本来支払う必要のないお金」の返還を求めているだけなのです。

任意整理とは

一方、任意整理とは債務整理の一種です。債務整理には以下2種類あります。

このように、任意整理とは債務整理の中でも「裁判所を介さない手続き」によって、借金の減額や支払い猶予を行う手続きになります。

過払い金が発生していれば残りの借金に充てることができる

過払い金が発生していれば、その過払い金を残りの借金に充てることができます。つまり、借金を減らすことができるのです。

詳しくは後述しますが、借金返済中に過払い金請求が発生すると「過払い金の返還」ではなく「借金の減額請求」になります。

この借金の減額請求になるとき、過払い金請求することで「任意整理」となるのです。

たとえば、借金が100万円残っている状態で過払い金請求したところ、50万円の過払い金が発生していたとします。

その場合は、借金100万円と過払い金50万円は相殺されて、借金は50万円に減るということです。

これは「過払い金の返還」ではなく「借金の減額請求」になるので、任意整理という扱いになります。

過払い金請求でブラックリストに登録される場合

次に、過払い金請求でブラックリストに登録される場合について、以下の点を解説します。

上述した「過払い金請求することで借金が減額になる場合」は任意整理となりブラックリストに載ります。

借金を完済後に過払い金請求をすればブラックリストに載らない

借金完済後に過払い金請求すればブラックリストに載りません。というのも、過払い金請求をしてブラックリストに載るときは、上述したように任意整理になるときだからです。

そして、任意整理になるときは「借金の減額請求」するときなので、そもそも借金を完済しているなら借金の減額請求になりません。

そのため、借金完済後の過払い金請求であればブラックリストに載らないというわけです。

任意整理をするとブラックリストに載る

繰り返しますが、任意整理するとブラックリストに載ります。具体的には以下の状況のときは注意しましょう。

要は、上記の状況で過払い金請求すると「借金の減額請求」になるので、任意整理という扱いになりブラックリストに載るというわけです。

借金返済が難しい場合は任意整理を検討するのがおすすめ

このように、借金返済中に過払い金請求して「任意整理」となればブラックリストに載ります。

しかし借金の返済が難しい場合は、ブラックリストに載ってでも任意整理した方が良いときもあります。

その判断をする方法は、以下のようにブラックリストに関する詳細を知ることです。

詳しく解説します。

ブラックリストに載るとは?

そもそもブラックリストに載ると言っても、実際に「ブラックリスト」という名簿に自分の氏名が掲載されるわけではありません。

ブラックリストに載るとは俗語であり、正確にいうと以下の信用情報機関に事故情報(任意整理や延滞など)が登録されることを指します。

ブラックリストに載るリスクと期間

ブラックリストに載るリスクは以下の通りです。

というのも、金融機関はクレジットカードの作成やローン審査をするとき、上述した信用情報機関に信用情報を照会します。

その際、任意整理や延滞などの事故情報があれば、ほぼ確実に審査には落ちてしまうのです。ただ、信用情報の保管期間は原則5年なので、5年経過すればブラックリストから消えます。

既存のローンやクレジットカードには影響ない

このようにブラックリストに載ることで、5年間はクレジットカードの作成やローンを組むことは困難になります。

ただし、過払い金請求した貸金業者以外で作成したクレジットカードや、既存のローンには影響ありません。

言い換えると、過払い金請求した貸金業者とは別の会社のクレジットカードを持っている人や、すでに住宅ローンや車のローンを組んでいる人は、任意整理しても大きなデメリットはないということです。

もちろん、向こう5年は新たなクレジットカード作成やローンを組まないという前提です。

家族にバレることはない

また、任意整理しても家族にバレることはありません。上述したように、自分の氏名がブラックリストに掲載されるわけではないので、他人に知られることはないのです。

そのため、家族にバレるから任意整理できない…と勘違いしないようにしましょう。

このように、ブラックリストに載るリスクを理解した上で「問題ない」と思えば、任意整理を検討してみることをおすすめします。

まとめ

過払い金請求しても任意整理になるわけではありません。任意整理になるのは、あくまで過払い金請求をして「借金の減額請求」になるときだけです。

また、任意整理するかどうかは依頼者が判断できるので、過払い金の有無を確認してから任意整理するか否か判断することも可能です。

いずれにしろ、任意整理するかどうかも含めて弁護士や司法書士に相談してみると良いでしょう。無料相談を実施している事務所も多いので、気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか。

プロフィール
代表司法書士 坂本孝文
  • 司法書士法人さくら事務所
  • 代表司法書士 坂本孝文
  • 東京司法書士会所属:登録番号4535号

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