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銀行カードローンで過払い金は発生する? | 相続・不動産登記、過払い金請求のご相談は司法書士法人さくら事務所
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カードローンやクレジットカードのキャッシングでも過払い金は発生します。
そのため、銀行カードローンで借入したことがある方は、銀行カードローンでも過払い金は発生するのか?と疑問に思っている人もいるでしょう。
結論からいうと、銀行カードローンには過払い金は発生しません。しかし、銀行系クレジットカードのキャッシングには過払い金が発生する可能性があります。
この記事では、銀行カードローンと銀行系クレジットカードの過払い金について詳しく解説していきます。
冒頭のように、銀行カードローンには過払い金が発生しません。その理由は、銀行カードローンの金利が法定金利を守っているからです。
そもそも過払い金は、グレーゾーン金利で返済することで発生します。グレーゾーン金利とは、以下のように利息制限法と出資法の上限金利の差のことです。
銀行カードローンはグレーゾーン金利で貸し出していないので、過払い金は発生しません。
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上述の通り、銀行カードローンは過払い金が発生しません。しかし、銀行系クレジットカードのキャッシングには、過払い金が発生する可能性があります。
この章では、銀行系クレジットカードのキャッシングについて以下を解説していきます。
銀行カードローンと銀行系クレジットカードのキャッシングとの違いは、借入先が銀行かどうかという点です。
そもそも銀行カードローンとは、銀行が発行している「ローン専用のカード」を利用して行う借入のことです。たとえば、三井住友銀行のカードローンなどが挙げられます。
一方、銀行系のクレジットカードとは、銀行系のクレジットカード会社が発行するカードのことです。たとえば、三井住友VISAカードなどが挙げられます。
そのクレジットカードを利用してキャッシング(借入)できます。
たとえば、三井住友VISAカードの発行会社は三井住友カード株式会社です。提携している国際ブランドがVISAなので、「三井住友VISAカード」という名称になっています。
あくまで「銀行系」のクレジットカードになるので、借入先は銀行ではありません。
そのため、銀行とは違いグレーゾーン金利で貸し出していた可能性があるので、過払い金が発生している可能性があるというわけです。
銀行系クレジットカードで過払い金が発生していれば、過払い金請求することで取り戻すことができます。しかし、その際は以下の点に注意しましょう。
詳しく解説していきます。
まずは、2010年以前のキャッシングが対象となる点です。なぜなら、2010年の法改正によってグレーゾーン金利が撤廃されたからです。
そもそも過払い金は、グレーゾーン金利で借り入れしない限り発生しないので、グレーゾーン金利が撤廃されれば過払い金も発生しません。
過払い金は「最後の取引から10年」という時効があります。つまり、借金を完済して10年経過していれば過払い金請求できないということです。
クレジットカードでキャッシングした場合は、カードを更新している限り同じ契約と判断されることがあります。
たとえば、以下のようなキャッシングをしたとしましょう。
仮に、その後もクレジットカードの更新をつづけている場合、1回目と2回目のキャッシングが同じ契約と判断されることがあります。
つまり、1回目のキャッシングの時効は、2回目のキャッシングの時効と同じ2025年(2015年完済+10年)になるというわけです。
ただし、この判断は非常に微妙なので一概には言えません。気になる方は、一度弁護士や司法書士に相談してみることをおすすめします。
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最後に補足として、銀行カードローンの返済が厳しい場合の対処方法である「任意整理」について解説します。
2010年の貸金業法改正によって、グレーゾーン金利の撤廃のほかに「総量規制」が導入されました。
総量規制の導入によって、「年収の3分の1を超える借金」ができなくなったのです。
ただ、銀行は総量規制の対象ではないので、銀行カードローンは年収の3分の1を超える借入ができます。
つまり、銀行カードローンの金利は低いものの、借入額を高額にできるということです。そのため返済が厳しくなることもあるでしょう。
そのようなときは、任意整理することで返済を楽にすることができます。
任意整理は債務整理の一種です。債権者であるカード会社と話し合って、利息を免除してもらった上で、3~5年の分割払いに変更できます。
利息が免除される上に分割払いになるので、返済負担が大きく減る点はメリットです。
しかし、銀行カードローンで任意整理すると、以下のようなデメリットがある点は認識しておきましょう。
また、そもそも任意整理はカード会社との交渉になるので、個人で行うことは難しいです。
そのため、銀行カードローンの返済で困っている方は、弁護士や司法書士に相談した方がよいでしょう。
このように、銀行カードローンには過払い金は発生しません。しかし、銀行系のクレジットカードによるキャッシングは、過払い金が発生している可能性はあります。
また、銀行カードローンの借金返済が厳しい場合は、過払い金請求はできませんが任意整理はできます。
いずれのケースにしろ、まずは弁護士や司法書士に相談してみましょう。相談だけなら無料なので、気軽に相談することをおすすめします。
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